今日はクリニックのロゴのお話です。
開業の際は大きなことから小さなことまですべてを自分で決めないといけないのですが、僕の場合その中で一番大変だったのがクリニックのロゴマーク作成でした。
「西洋医学と東洋医学の融合」をテーマにコンペ方式でイラストレーターさんたちにお願いしたのですが、ピンとくるものが出てこず、これはもう自分で一からデザインしたほうが早いのでは?と思い、原案(左図)を作成しました。
真ん中に描かれている1匹のヘビが巻き付いた杖は「アスクレピオスの杖」と呼ばれる西洋医学の象徴で、救急車に描かれていたり世界保健機関(WHO)のロゴに使われています。
背景には漢方で使われる生薬を用いて、勾玉(まがたま)模様の太極図を作り、東洋医学の象徴である陰と陽を表現しました。これらを重ね合わせることで自分が目指す「西洋医学と東洋医学の融合」というメッセージを込めています。このイメージ図をもとにイラストレーターさんと協議を重ね、現在のロゴマーク(右図)が出来上がりました。
普段、患者さんの目には小さすぎて見えないかもしれませんが、そういう想いが詰まっています。
完全に自己満足の世界です(笑)