病気をよくするために自分でできることを知りたい

更新 2020/8/31


リウマチ膠原病やアレルギーは、睡眠不足やストレスなど生活環境の改善を


この項目を読んでくださっている方は、病気をよくする(悪くならない)ために何か自分自身でできることはないか、と探していらっしゃる真面目な患者さんだと思います。

病気というものは一部の遺伝病以外は、生まれ持った体質と普段の生活環境が合わさって生じることが多いのです。その割合は病気によって違い、一般的に生活習慣病はその名の通り食習慣や運動習慣など生活習慣の影響が強いため、生活環境(習慣)の改善のみで克服できることもあります(できないこともあります)。

一方、リウマチ膠原病やアレルギーは生活習慣の影響はそれほど強くないため、生活を正しても病気が消えるわけではありません。ただ、睡眠不足や肉体的・精神的ストレスなどは病気を悪化させる要因のひとつとなっている場合が多々ありますので、十分な睡眠をとる、過重労働を避ける、ストレスの強い環境に身を置かないようにする、などの生活環境の改善は病気のコントロールにとって非常に重要となります。

関節リウマチに関しては、生活習慣の見直しが有効の場合も


その他、関節リウマチにおいては喫煙・歯周病・腸内細菌叢の乱れなどが悪化の原因となるため、喫煙者は禁煙する、歯周病がある方は口腔ケアを徹底する(PMTCに定期的に通う)、腸内環境を整える、などが有効である可能性があります。

全身性エリテマトーデスにおいては日光過敏症を合併することが知られており、太陽光を浴びることで病状が悪化する場合があるため、普段から日差しに当たると明らかな皮膚症状を生じなくとも倦怠感を自覚したり肌が熱っぽくなる方は、直射日光(特に夏場)は避ける必要があります。

手先・足先の血流が悪くなることで生じるレイノー現象に対しては、普段から冷水を使わない、手袋をする、など末梢が冷えないように工夫することで症状を軽く済ませることができます。

TEL
03-3541-2323予約制
院長
清水 久徳
診療内容
リウマチ科、内科、アレルギー科
住所
〒104-0044
東京都中央区明石町11-15 ミキジ明石町ビル2階
アクセス
日比谷線・築地駅(3a、3b、4番出口)徒歩3分
有楽町線・新富町駅(6番出口)徒歩5分
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