皮疹

更新 2021/4/28

湿疹、皮膚炎、じんま疹、 皮疹、発疹(ほっしん) 。皮膚の状態に関する言葉はなかなか難しいのでこれらの単語を整理することから始めましょう。

皮膚は皮膚表面の「表皮」、その下の「真皮」、さらにその下の「皮下組織」に分かれています。
湿疹は表皮の炎症のことで、病名、診断名として使われる言葉です。皮膚炎は湿疹とほぼ同義です。
じんま疹は真皮でヒスタミンが放出された病態で病名、診断名としても使われる言葉です。 皮疹とは皮膚(表皮・真皮含むおおまかなもの)にみられる病変のことで、症状や状態を表す言葉です。発疹は皮疹とほぼ同義です。

皮疹の原因は多岐にわたり、特徴的で一発診断が可能なものから、たいした特徴のないものまでさまざまですが、大きく内因性(体質的な異常)と外因性(化学的・物理的・アレルゲンによる刺激)に分かれます。両方が影響し合って生じる場合もあります。
自然軽快しないものでは感染症、腫瘍、膠原病・アレルギー(その他免疫異常)のほか、薬剤が原因となる場合もあります。

リウマチ膠原病領域の皮膚症状としては全身性エリテマトーデスの蝶形紅斑・円板状皮疹・口腔潰瘍・脱毛、シェーグレン症候群の環状紅斑、全身性強皮症の皮膚硬化 ・レイノー現象・爪床毛細血管異常・指尖潰瘍、皮膚筋炎のゴットロン徴候・ゴットロン丘疹・ヘリオトロープ疹・爪囲紅斑、混合性結合組織病のソーセージ様手指、成人スティル病のサーモンピンク疹、ベーチェット病の結節性紅斑・口腔内アフタ・陰部潰瘍、結節性多発動脈炎の網状皮斑、IgA血管炎の紫斑、悪性関節リウマチのリウマチ結節、乾癬性関節炎の乾癬症状、再発性多発軟骨炎の耳介軟骨炎、RS3PE症候群の手背・足背浮腫、慢性痛風の痛風結節などの特徴的所見が挙げられます(それぞれの所見はその病気特有な一対一対応のものと別の膠原病でも生じ得るものとがあります)。

頻度的には皮膚科のみで完結するものが多いので、皮膚症状のみであればまず皮膚科で診断・治療を受けることをお勧めします。ただ、皮膚科での治療で改善がみられず診断もはっきりしない場合や、皮膚以外の症状や検査異常がある場合、上記膠原病に特有な皮膚症状を疑った場合などは皮膚科を転々とするのではなく膠原病科を受診してみるとよいでしょう。

TEL
03-3541-2323予約制
院長
清水 久徳
診療内容
リウマチ科、内科、アレルギー科
住所
〒104-0044
東京都中央区明石町11-15 ミキジ明石町ビル2階
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