漢方外来

病名がつかないような心身の不調に悩んでおられる方、漢方治療を受けてみませんか?


当院は日本東洋医学会認定漢方専門医が2名在籍しています。

保険適用範囲内で、安心して漢方薬による治療を受けることができます。

リウマチ膠原病診療にも精通しており、西洋薬との併用も可能です。

漢方とは

主に中国から伝来した東アジアの伝統医学で、その歴史は数千年前にさかのぼります。日本では特に江戸時代以降、独自の発展を遂げ、「漢方」の名で慣れ親しまれています。“草根木皮”と言われるさまざまな植物、特定の鉱物や動物など、天然のものを薬として使用し、からだの不調や病気を治します。

漢方治療の可能性

漢方には「気血水」「陰陽虚実」「五臓」など、現代医学にはない独自の概念があり、血液検査や画像検査で異常が見つからなくても、漢方の考え方に照らして治療の対象となる場合があります。これまで、病名がつかないような心身の不調に悩んでおられる方には、漢方治療は新たな解決の選択肢となる可能性があります。

現代医学と漢方医学の統合

現代医学は絶えず科学的検証を受け、いまの知識で最も良いとされている治療をあまねく提供するものなので、現代医学的に治療を受けなければならないと判断される場合は、漢方治療より優先されます。ただし、漢方治療により、現代医学の治療効果がより高まったり、副作用を軽減することが可能なケースもあります。


関心がおありの方は、ぜひ一度当院にご相談ください。

担当:津田 篤太郎(つだ とくたろう)/ 清水 久徳(しみず ひさのり)


五臓の働きとその異常を示唆する症候

五臓機能単位としての五臓の働き五臓の異常を示唆する症候
1.精神活動の安定化
2.栄養素の代謝と解毒
3.血液の貯蔵と全身への栄養供給
4.骨格筋のトーヌスの維持、運動や平衡の制御
1.神経過敏、易怒性、いらいら
2.じん麻疹、黄疸
3.月経異常、貧血
4.頭痛、肩こり、めまい、筋肉の痙攣、腹直筋の攣急
5.季助部の腫れ・痛み
1.意識レベルの維持、意識的活動の統括
2.覚醒、睡眠リズムの調節
3.血液の循環
4.熱の産生、汗の分泌、体温の調節
1.焦燥感、興奮、集中力低下
2.不眠、嗜眠、浅い眠り、夢が多い
3.動悸、息切れ、徐脈、結代、胸内苦悶
4.発作性の顔面紅潮、熱感
1.食物の消化・吸収、水穀の気の生成
2.血液を滑らかにし、血管からの漏出防止
3.筋肉の形成と維持
1.食欲低下、消化不良、悪心・嘔吐、胃もたれ、腹部膨満感、腹痛、下痢
2.皮下出血
3.脱力感、四肢のだるさ、筋萎縮
4.考え込み、抑うつ
1.呼吸による宗気の摂取、全身の気の流れの統括
2.水穀の気の一部から血と水を生成
3.皮膚の機能の制御、防衛力の保持
1.咳嗽、喀痰、喘鳴、鼻汁、呼吸困難、息切れ、胸のふさがった感じ
2.気道粘膜の乾燥
3.発汗異常、かゆみ、かぜをひきやすい
4.憂い、悲しみ
1.成長、発育、生殖能を司る
2.骨、歯牙の形成・維持
3.泌尿能、水分代謝の調節
4.呼吸能の維持
5.思考力、判断力、集中力の維持
1.性欲低下、不妊
2.骨の退行性変化、腰痛、歯牙脱落
3.浮腫、夜間尿、目や皮膚の乾燥
4.息切れ
5.健忘、根気がなくなる、恐れ、驚き
6.白内障、耳鳴り
日本東洋医学会
http://www.jsom.or.jp/universally/examination/gozou.html
TEL
03-3541-2323予約制
院長
清水 久徳
診療内容
リウマチ科、内科、アレルギー科
住所
〒104-0044
東京都中央区明石町11-15 ミキジ明石町ビル2階
アクセス
日比谷線・築地駅(3a、3b、4番出口)徒歩3分
有楽町線・新富町駅(6番出口)徒歩5分
ご利用可能
クレジット
休診日:水曜午後・土曜午後・日曜・祝日
診療時間 日祝
9:00~12:30
13:30~17:00